エンドロール公開/映画えんとつ町のプペル
コロナ禍のおかげで、
堂々と引きこもり生活を満喫中の私が、
映画はAmazonプライムビデオで大満足の私が、
わざわざ車で1時間もかかる中間市まで、映画「夏、至るころ」を観に行ったのは、
映画のロケ地が地元田川だったから。
私が生まれ育った田舎の田川が、映画でどんなふうに切り取られ、写されているのか、一刻も早く見たかった。
出てくる田川の風景に勝手なチェックを入れながらも、なんだか誇らしい気持ちになったのも事実だ。
普通だと、最後に流れてくるエンドロールが終わるのを待たずに席を立つ。
だけど、このときばかりは長い長いエンドロールを最後まで凝視し続けた。
映画のシーンに見慣れた地元の景色を探したのと同じように、エンドロールに知った人の名前が出てくるのを期待したからだ。
そして、知った名前を見つけて嬉しくなったり、見直したり。
映画のエンドロールって、よっぽどその映画に思い入れがあったり、関わったひとに興味がない限り、最後まで見られることは少ないと思う。
そんなエンドロールを、映画公開前に先に公開した映画がある。
西野亮廣さんが製作総指揮・原作・脚本を手掛けた『映画 えんとつ町のプペル』だ。
前代未聞、エンドロールの先行公開
前代未聞の先行公開されたエンドロールを視聴してみた。
ロザリーナさんが歌う「映画 えんとつ町のプペル」のエンディング主題歌『えんとつ町のプペル』(作詞・作曲 西野亮廣さん)が流れ始める。
映画に出てくるであろう様々なシーンが映し出されるなか、この映画に携わったたくさんの人たちの名前がクレジットされて流れて行く。
ああ、このエンドロールにクレジットされた人たちは、映画公開前にこれを観て、嬉しいだろうな、誇らしいだろうな、素直にそう思った。
ところで、映画の宣伝動画ならYouTubeで公開されている。
欲しい情報や詳細も『映画 えんとつ町のプペル』の公式サイトでドラマティックに紹介されている。
じゃあ、このエンドロールの先行公開は、どういうことだろう?
長い月日を、長い時間をかけて、『映画 えんとつ町のプペル』を作り上げるという目的のために働いた、たくさんのひとたち、ひとりひとりへの感謝の気持ちを込めたものではないか?
そこに自分の名前があったら絶対に嬉しいはず。
名前のクレジットが映画公開の前に公開されるとしたら、なおさらのこと。
いや待って、エンドロールのYouTubeコメント欄には「涙が止まりません」という視聴者の言葉がいくつも出てくる。
もしかしたら、
エンドロールにクレジットされていないひとたち、映画完成を心待ちにして応援してきたひとたちの想いにも、このエンドロールの先行公開は応えているのでは?
これは西野亮廣さんからの、そういったすべてのファンたちへの、贈り物だろうか。
いや、観たい。
アニメは得意分野ではないけど。
これほど多くのひとの想いを集め、それに真摯に応える西野亮廣さんの映画を観たい。
公開は12月25日。
コロナだろうが、クリスマスだろうが、観に行かねば。
実は私、2017年10月に西野亮廣さんを撮っている。
西野さん本人を目の前にして、カメラを向け、シャッターを切りまくった。
カメラマンとして開業する前年のことだ。
このときのことは次回の記事でご紹介したいと思う。
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