はじめまして!出張撮影専門の36カメラです。
みなさま、はじめまして。
36カメラの出張カメラマンをしている吉松清美と申します。
36カメラという出張撮影専門のサイトを立ち上げ、最初のブログ記事には代表吉松の自己紹介を書こうと思いました。
しかし、サイト制作のときかなり苦労して書いた「36カメラについて」というタイトルのプロフィールページありますので、詳しくはそちらをごらんください。
プロフィールページとしては、しつこく長々と3400文字も書いておきながら、実はまだ書き足りないことがあります。
それは、私がカメラマンとして出発することになった高校の同窓会についてです。
36カメラという屋号にもつながった同窓会への想いを、この記念すべき最初の記事に書こうと思います。(ご注意ください。長いです。)
同窓会でサイト運営を担う
福岡県は、全国的に見ても高校の同窓会が大規模で活動がさかんだそうです。
まさしく、私の母校である福岡県立田川高校では、当番を務める卒業生主催の大規模な総会が毎年開催されています。
「36カメラについて」のページにも記載していますが、高校の同級生が同窓会活動を行っていることを数年前に知り、私も参加することにしました。
こう書くと、母校愛が強いと思われるかもしれませんが、そんなことはないんです。
実は田川高校に在学していた3年間の鮮明な記憶や楽しい思い出は、はっきり言ってありません。
卒業してからも数少ない高校の友達とは疎遠になっていたので、母校を思い出すこともあまりなく。
なので同級生や同窓会とは無縁でした。
それが、たまたま同級生が作成したと思われる同窓会のwebサイトを、インターネットで見つけてしまったんです。
そのwebサイトは、とてもザンネンな状態でした。
更新も数記事、内容も同窓会開催情報が数行、写真は暗くて不鮮明。。。
これじゃあネットで同級生集めるのは難しいやろ。。。
ネット通販の仕事をしていた私は、ザンネンな同窓会のwebサイトを、何とかしたくてたまりませんでした。(余計なお世話)
思い余って、そのwebサイトの問い合わせフォームから同級生にコンタクトを取り、同窓会に参加することを決めました。
同窓会では、もちろん自ら進んでwebサイト運営を願い出ました。(奇特なヤツ)
こまめに記事更新して情報発信するのは、実はとてもめんどうなこと。
サイトを管理する同級生にとっては、願ってもない申し出だったようです。
こうして、同窓会のwebサイト運営を担うことになり、私は毎日記事を更新していくことにしました。
でも、テキストだけじゃ味気ない。誰も読んでくれんよねぇ。。。
写真載せたい。同級生の写真を撮って載せたい。同窓会活動の様子を写真で遠方に住む同級生に見てもらいたい。
それも、スマホやないで、コンデジやないで、どうせなら一眼カメラで撮ったかっこいい写真がいい。
誰が撮る?誰もおらん?じゃあ、私が撮るしかないやん。。。(!)
カメラを手にする
私にはかつて、フィルムをうまく装填できずにカメラを諦めたという辛い過去があります。
(→「36カメラについて」を参照。)
しかしラッキーなことに、時代はフィルムカメラからデジタルカメラに変遷していました。
とうとう私の時代が来たんやが!
勘違いした私は、同窓会活動のためだけにお高いミラーレス一眼デジタルカメラを速攻で買ってしまいました。
デジカメは、露光する心配のない簡単挿入のSDカード。
フィルム代&現像代&プリント代も気にせず撮りまくれる。
暗室設備も不要で、パソコンソフトを使えば思い通りに自分で現像ができる。
(暗室=Darkroomに対する画像現像ソフトLightroomとは、Adobeもよく考えましたよね、余談です)
私には夢のようなカメラに思えました。
初めて手にしたレンズ交換式一眼ミラーレスカメラ。
元を取るためにも、必死になって使い方を覚えて撮り始めました。
というか、のんびり撮影の練習をしてるヒマはありません。
ぶっつけ本番で同級生にレンズを向け、シャッターを切りまくっていました(迷惑なヤツ)
最初のうちは、カメラを手にした私に違和感を感じていたはずであろう同級生たちも、いつのまにかカメラを構える私を空気と思ったか、全く気にしなくなりました(ラッキー)
そうすると、自然でいい表情が撮れます。
当然ながら、撮れば撮るほどうまく撮れるようになっていきます。
習うより慣れろとはほんとです。
撮って現像した写真を、サイトに毎日アップ。
写真を見て、同級生が驚いたり喜んだりしてくれる反応が嬉しくて、頑張って撮り続けました。
いつのまにか同級生の間では、吉松+カメラ=同窓会情報という図式が浸透していました。
それと同時に、トップページの写真を貼り替えたり、カテゴリーやナビゲーションを整えたり、クリックしやすいようリンクを貼ったりしてサイトの改造を行いました。
同窓会の目標は、当番として卒業生を集めた母校での総会開催を成功させることです。
そのために必要なのは、同級生の人的協力と十分な資金。
同窓会に参加協力をしてくれる同級生をたくさん集め、集まった同級生が組織的な活動の下で広告協賛費をたっぷり集める。
人力と資金力で盛大な総会の運営を行うということです。
サイトから同級生への情報発信を担っていた私は、毎日サイトで写真付きの記事を更新して、同窓会活動に興味を持ってもらい、協力してくれる同級生を集めようと必死でした。
こうしてサイト運営を担ってから約2年後、数百だった総閲覧数が20万を超え、100人を超える同級生の協力と集めた広告協賛費をもとに、母校での盛大な総会開催を無事成功させることができました。
嬉しかったです。
縁遠かった同級生たちと協力して、大きなイベントを成し遂げることができた。
達成感が、ほんと半端なかったです。
36カメラとありがとう
同窓会活動って、一部の熱心な同級生だけがやっているボランティア活動のように思う方がほとんどだと思います。
確かに手弁当のボランティアです。
忙しい毎日の貴重な時間を割いて集まり、苦労しながら活動を重ねていくわけです。
いい年になった同級生が集い、協力し合って、長い時間をかけて準備し、大きなイベントを成し遂げる。
参加して思ったのは、大人になってから損得抜きでこれほどまでに情熱を傾ける機会は滅多にないということ。
そんな貴重な機会を手に入れることができた。
母校への思い入れが無かった私でもみんなの役に立てた。
在学時代も知らなかった同級生の友達がたくさんできて、しかも一生付き合える友達となった。
そして何より、一旦はあきらめた写真撮影という技術を手に入れた。
同窓会から、私はたくさんのものを得ることができました。
そんな私の軌跡ともいえる、運営を担ったサイトはこちらです。
約2年間の活動の間に撮影した写真の枚数は7万枚を超えました。
今見返すと、撮り始めたころの撮影や現像の幼稚さに赤面する思いです。
しかし、同窓会で活動した日々を写真に撮って残したこの膨大な記録こそが、カメラマンとしての私の成長の記録であり宝物です。
プロのカメラマンとしてやっていこうと決めて本サイト制作を依頼したとき、屋号を尋ねられた私は、迷うことなく「36カメラ」と答えました。
田川高校36回生として同窓会に携わり、36回でカメラマンとして成長できたのは、36回同級生のおかげです。
記念すべき36カメラの最初の記事は、田川高校36回同級生への感謝の言葉で締めくくりたいと思います。
みんなほんとにありがとう。