iPhone8のシングル広角レンズでも背景ぼかして撮る!
もう限界でした。
画面と文字の小ささが。
私のiPhone5Sのことです。(何年引っ張ってんだか)
このたびやっとの機種変は、息子のマネしてiPhone8。
「息子のマネ」というのがポイントです(設定に困ったときはSiriより使える)
iPhone8のカメラで撮ってみて驚いたのは画像の鮮明さ。(いまさらすぎ)
所詮スマホカメラと舐めとったらとんでもありませんでした。
なんこれ、えらい綺麗やん!!(5Sしか知らんもんで)
しかし、ちゃんと自分で調べもせんで買ったために、iPhone7Plus・iPhone8Plus・iPhoneXにはある「ポートレートモード」が、ただの8には無いことを買った後で気が付くとゆう、おまぬけさ。
「ポートレートモード」とは、スマホカメラでは難しい、背景をぼかして一眼レフカメラのように撮れる機能のこと(らしい。)
なんか損した気分で悔しい。
ダメ元。iPhone8のシングル広角レンズで背景ぼかして撮ってやろうやんか!
スマホカメラに慣れるためにも、実証実験を決行することにしました。
以下参照。
田川郡糸田町の金山あじさい園で撮ったアジサイ。
背景、これくらいはなんとかぼけます。
あ、花を撮るときは曇りの日がいいよっていうのご存知ですか?
晴れた日の直射日光の中で撮ると、明るいところと暗いところのコントラストがキツすぎて、やわらかいイメージの写真になりにくいです。
曇りや雨の日だと、雲のフィルターのおかげで、光がやわらかく拡散されて、花のやわらかいイメージの写真が撮れます。
もしくは、直射日光が当たらないところとか。
この写真は、アジサイの花びらからiPhoneのカメラレンズまでの距離が15cmくらいです。
花ならそこまで接写しても平気ですが、人を撮るのに15cmは確実に嫌われると思います。ご注意ください。
画面をピンチで拡大してズームで撮ってもぼけましたが、画質がかなり荒れます。
広角と望遠2つのレンズ、デュアルレンズがついているPlusやXなら、ズームで撮っても画質はかなり綺麗だそうですけど。
ただの8(涙)で綺麗な写真を撮りたいなら、カメラにズームさせんで自分がズーム。動けよって話なだけです。
まあいろいろやって、背景をぼかすコツがわかりました。
★被写体にカメラを近づける。
ピントが合う限界まで、iPhoneを近づけました。約20~15cmくらい。
★ピントを合わせたいところをタップして(AE/AFロック)きっちりピントを合わせる。
これ、やるのとやらないのとでは大違い。ピントがシャープに合えば合うほど、背景のボケが際立つ、相乗効果です。
★ピントを合わせたところと、ぼかしたい背景が遠いほど、背景はぼける。
背景が近いと、背景にまでピントが合ってしまうからです。
また、例えば一色の平らな壁が背景だと、ボケているのかどうかわかりません。(当然です)
なので、iPhoneの画面の中に、被写体から離れた背景のブツを入れて撮るというのがキモです(ここ大事)
被写体のアジサイに近づいて、遠くにあるアジサイやアスファルトも入れるようにしたら、うまいごと背景がぼけて奥行きのある写真が撮れました。
ただのアスファルトや枯れ葉もぼけて、なんだか綺麗に見えるから不思議です。
日本人はボケが好き。
外国人はブレが好き。
らしいです。
民族性の違い?かどうかはわかりませんが、海外でもボケは「Bokeh」と書いてボケと言うくらい、日本らしい表現方法みたいですね。
あと、インスタなどSNSに写真をアップするときに、画像加工アプリで周りをぼかしたりしますよね。
でも、背景まで均一にピントが合った写真の周りを無理くりぼかすと、ぼかした境界線がわかってザンネンな写真になりがちです。
あらかじめ、できる限り背景をぼかして撮っておけば、アプリのぼかし加工をしても不自然になりません。ボケも盛れます。
PlusやXじゃなくて、ただの8でも、これくらいは背景がぼけるよという実験結果でした。
Androidでも、要は被写体に近づく、ピントをきっちり合わせる、ぼかしたい背景は被写体から遠く離す、の3つだけ心がければ「Bokeh」の写真が撮れると思います、たぶん。
ということで今回は、iPhone8でも背景ぼかして撮る方法をご紹介しました。
一眼カメラ持っとうくせになんという無駄なことを。ですね(涙)
確かに。慣れないスマホで背景ぼかすのはけっこう苦労しました。
いつもの一眼カメラの有難みがよくわかりましたです。