イベント・運動会出張撮影/保育園2018.10.7
学校や幼稚園、保育園に通うお子さんがいるご家族にとって、年中行事のうちでも運動会は楽しいイベントの一つ。
今回は、保育園に通う3歳のお子さんのお母さんからのご依頼で、運動会に出張して撮影をしてきました。
納品した1040枚の写真から、その一部をご紹介させていただきます。
木々や緑、小さな「山」が3つもある(!)広い広い園庭で行われた運動会。
園児も保育士の先生方も、運動会に参加する保護者の方々まで、みんな「裸足」。
小さい園児が裸足で走ってもケガをせんように、しっかり整備されとう園庭であることがわかります。
初めて訪れた保育園ですが、私が知っとう保育園とその園庭でやる運動会とは、どうやら勝手が違い、
頭の中にある保育園の運動会をイメージして撮影の段取りを考えとった私は、非常に面喰いました。
プログラムの最初のほうでいきなり、園庭の三隅にある小高い山を、園児は次々に駆け上って駆け下りて「制覇」して行くんです。
裸足で。
いえ、確かにプログラムには「山登り」と書いていました。
でも、1歳から5歳までの保育園児の運動会、
「山」に見立てたちょっとした障害物を、登って降りるんやろう程度に考えていた私の予想は、見事にはずされました。
このどや顔。。。ほんっとに「山登り」やったね@@;
ちなみに保育士さんも園児と一緒に、3つの山を走って登って降りて「制覇」します。
私が見る限り、園児たちより大変そうやったです(笑)
プログラムの演目のうち、前半と後半に分けてセッティングされた、全体の3分の1を占める体を使ったリズム運動と集団遊び。
これもかなりの運動量やろうにと、感心しました。
保育士の先生を先頭に、1歳の小さい子たちのクラスから順番に
同じリズム運動と集団あそびを、広い園庭全体を使ってやります。
自由にのびのび体を動かして
リズムを表現する
音楽は、園庭に持ち出されているピアノを保育士の先生が弾く生演奏(!)豪華です。
そういえば、運動会ではよくある「ダンス」「フォークダンス」みたいな、ポピュラーな演目は無かったです。
ここの保育園の運動会、実は学童さんたちも参加していて、
学童さんも交えたみんなが、その場で即興でパートナーを見つけて一緒に踊っていました。
お兄ちゃんやお姉ちゃん、先生方みんなと一緒に、リズムに合わせて「踊る」のが、もしかしたらフォークダンスに代わる演目なんかもしれません。
いつでも誰とでも一緒に、みんな一緒に。
可愛い園児たちのフォークダンスでシャッターチャンスを待っとった私の期待は、またもや裏切られることになりましたが(笑)
親や観覧客が喜ぶダンスより、もっと大事なことをここの園児たちは体得しようのかもしれません。
もちろん、ポピュラーなのもありました。
まずは、障害物競争?のような演目をご紹介しますね。
ちょっとこの目はかなり真剣!
障害物をクリアして戻ってくる前の走者からのタッチを待っとうところです。
うまくタッチするのをスライドショーにしたのでごらんください。
タッチして走り出したら、最初は平均台。
3歳で、細い平均台の上をこんなうまく歩ける様子に驚きましたが、次の跳び箱の高さはまた一体どういうこと!?
スライドショーでごらんください。
横にいる先生の肩の高さくらいにある跳び箱の上から飛び降りるとか!
この演目のタイトル「勇気一発」の意味がやっとわかりました。
そらそうですよねぇ、これやるんはかなり勇気が要りますよ。
もはや保育園の運動会を撮影しようとは思えなくなりました。
山登りといい、障害物のレベルの高さといい、園児にとっては運動会というよりサバイバル(!)
だけどどの子も普通にこなして楽しそうなんですよ。
競争というよりは、最後までやり遂げることに集中しよう園児の姿が印象的でした。
次のリレーはれっきとした競争ですが、保育園児にありがちなバトンを渡さずにそのまま持って行ってしまう微笑ましい場面をごらんください。
なんとかバトンを奪って(笑)走り出しました!
走る姿がすごくかっこいい!
おっと!舌が出とう^^;
お母さんによると、真剣に集中しとうと「舌が出る」そうです^^
私に気が付いた(笑)
バトンを渡すのも成功!
このリレーは小さい子も大きい子も広い園庭のトラックを1周走ります。
走る距離にも驚きですが、どの子も自分が走る順番をちゃんと理解しとうのか、先生に促される様子もなく、自分から次々にスタート地点に着きようことにはもっと驚きました。
前に走りよう子をちゃんと見よって、自分が立つタイミングをわかっとう
保育園児にそれができるとか
自分が出場せん演目の時、園児は決められた自分たちのブロックに座って、他の人の演技をじっと見ています。
友達とふざけあったり、その場を離れること(トイレ以外)はありません。
しかも、じっとして見ているだけじゃありません。
会場にその都度流れる先生のアナウンスを、実はちゃんと聴いています。
運動会の最初から、最後までです。
これは私が知っとう保育園児やない。
ここの保育園の教育方針を尋ねる必要はありません、園児の姿とその行動を見たら一目瞭然。
恵まれた環境のなかで育つ彼らの将来がとても楽しみです。
最後には梨狩りまであって。
(梨に一番先に到着・笑)
ゲットした梨を嬉しそうに見せてくれました。
梨と、デカくて重そうな水筒と、
ご褒美の「新しい下駄」を、
落とさんように苦心して持った君は
鼻水出ようけど(笑)
かっこよかったよ、こうちゃん!
すごい運動会でした。
私が予想していた保育園運動会の斜め上を軽くいってましたが(笑)素晴らしい運動会でした。
いや、それでなくとも小さい被写体、周りに埋もれて見失いそうになる被写体をカメラで追い続ける私にとっても、ある意味サバイバルな撮影でありました。
しかしながら、我が子の晴れ姿を、プロのカメラマンに撮影してもらいたいと私にご依頼くださったお客さんに、ザンネンな写真を納品してご落胆させるわけにはいきませんので
必死になってファインダーを覗き続け、シャッターを切り続けた4時間は、驚きと感動の連続でもありました。
良い経験になりました。
このたびの出張撮影のご依頼に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
ご依頼くださったお客さんから嬉しいご感想をいただきました。
「36カメラさんの画像を見て、改めて、静止画って素敵!!」
動画にはない写真の良さを、私は追及していくべきやがと思いました。
撮影した写真を使って制作したスライドショーをyoutubeにアップしましたにでごらんください♪